まずは、日吉神社に8時集合。
朝はみんなテンションが低いです。楽しみで早起きしすぎて眠そうなスカウトも。
うさぎスカウト3人も親元離れてのキャンプは初めてなので緊張もしてるかもしれません。
カブ隊はカブコール、ビーバー隊は朝の集会を終え、無事にキャンプを終えられるよう日吉神社にお参りをしました。
スカウト達は荷物がたくさん入ったリュックを持って、車に乗り保護者に見送られながら出発です!
「いってきまーす!」
まず初めにすることは「買い出し」
水源探索の時に考えてきた、翌日の朝ごはんやスタンツの材料を2000円以内で購入します。
お金の計算や物価など感覚を養うのにもいい経験です。
この経験はボーイスカウトに上がっても必要になります。
リーダー達は夜ごはんと、自分たちの朝ごはん、飲み物などなど色々と買い込みました。
必要なものは買った!いざはざこネイチャーセンターへ!
途中休憩を入れながら、1時間半で到着。
日差しは強いものの、大分市内よりちょっと涼しく感じます。
次の予定が迫っていたので、急いで水着に着替えて海へ出発!
最初の目的は「なずなの塩」見学です!
「なずなの塩」では、間越海岸の海水から塩を手作りしています。
その手間暇かけた塩作りの様子を見学させて頂きました。
海水には3.5%程度の濃度の塩が含まれています。そのまま大量の海水を蒸発させてもちょっとの塩しか取れません。
そのため、まずは塩分濃度を高くする必要があります。
櫓に掛けられた網に海水をかけることで、太陽光と風によって水分を蒸発させ塩分濃度15%まで高くした「かん水」を作ります。
湿った風では蒸発しないため、冬から春にかけて「かん水」作りだめ行っています。
塩作りの色々な知恵に興味津々です。
なずなの塩ではかん水から、2種類の塩が作られています。
まずは「あらしお」から見せて頂くことに。
まずは、かん水を鉄窯で茹でて、中に含まれるカルシウムを取り除きます。
カルシウムを取り除いたかん水を、隣の鉄窯に移しさらに茹でるとナトリウムが結晶化します。
スカウト達もちょっと味見。しょっぱ~!
この結晶化したナトリウムを樽に移すと、塩とにがりに分かれます。
これで「あらしお」は完成。ゴミなどを人の手で丁寧に取り除きパック詰めして販売されています。
にがりもちょっと味見。。。にがーい!!
にがりだけを初めて舐めましたが、本当に苦い!!
残ったかん水は、再度前の鉄窯へ移してどんどん塩分濃度を高くしていくそうです。
こんな風に塩を作っているのか~と感心しきりでした。
続いては「天日しお」の作り方を見学。
「天日しお」はその名の通り、太陽の力で塩を作っています。
ビニールハウスの様な天日小屋の中で、下段の木桶でかん水の水分を蒸発させます。
塩分濃度が27%以上になったところで、上段でひたすら塩ができるまで毎日混ぜながら水分を蒸発させていき、約2週間~3週間ほどで塩が完成するそうです。
天日小屋に入ると木の香りがします。
中に入ると、そこはまるでサウナ風呂。
温度は軽く40度を超えていました。夏場の昼過ぎには55度に達するというので驚き。
そんな中で作業をされているので、どれだけ手間暇がかかっているのかよくわかります。
天日しおは、自然に結晶化するのを待って作られているので、塩の粒が大きめです。
外に出ると「涼しい!」
入る前は暑かったのに、とっても涼しく感じます。
最後に事務所の中で、塩作りについてのスカウトから質問。
「天日しお」「あらしお」の値段の違いや、なずなの塩の名前の由来などを教えて頂きました。
中でも、なずなの塩と食塩の味の違いに驚きました。
食塩は辛く、舌にピリッと来る刺激があるのに対し、なずなの塩は味がなめらかですがしっかり塩のしょっぱさを感じることができます。
味わいなめらかな上に少ない量で塩味をしっかり感じられるので、シンプルな料理は特に重宝しそうです。
最後に組長から感想とお礼を言うと、なんとたくさんの塩を頂きました。
今日明日の色々な料理に使わせて頂きます。
貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。
時間は12時を回り、お腹もすいたのでお昼ご飯にします・・・が!
その前に、車の中の荷物を宿泊棟に移動します。
みんないると早い早い!自分の荷物、テーブル、調理セット、タープetc
車3台に積んだ荷物もあっという間に荷下ろし終了!
荷下ろしも終了し、お昼ご飯です。
家で作ってきたスカウト弁当をみんなで一緒にほおばりました。
この時も「いただきますの祝詞」「ごちそうさまの祝詞」をみんなで復唱します。
このおにぎりも、お米を作ってくれている農家さんや、お天道様のおかげで食べられますからね。感謝の気持ちを忘れずに。
次の活動は・・・いよいよ海遊び!待ってました!
暑い中みんなが待ちわびた海です。早く海に入りたーい!
と、その前に準備運動。脚がつったりしたら一大事ですからね。
準備運動の後は、背浮きの練習。溺れた時の対処法を覚えておかないとパニックになって確実に死にます。
ボーイスカウトのモットー「そなえよつねに」です。
背浮きの練習もしたので海遊び!
大人も少ないので全員ライフジャケット着用です。
みんなで泳いだり、石を集めたり、ボディボードに乗ったりと海を満喫しました。
海も満喫したし、次の活動は・・・組対抗ゲーム!
対決内容は5つ!
①息止め対決
②石ころアート対決
③朝ごはん対決
④スタンツ対決
⑤チームワーク対決
まずは息止め対決から!一人ずつリレー方式でどちらが長く息止めできるかを競います!
水泳習っているスカウトは有利です。どちらが勝ったかは最後に発表します。
※写真を撮り忘れました・・・
続いては翌日描く石ころアート用の石探し!どんなものを書くかイメージしながら探してみよう!
加えて、10KCに行くボーイ隊への記念品の流木を探しました。
だいぶ長くなったので、一日目の途中ですが次のページへ移動します。