8/2-7 は10年ぶりに開催された九州キャンポリー(10KC)に大分県の派遣団として、大分5団からは7名のスカウト、3名のリーダーが参加してきました。
昨年は神社スカウト大会、一昨年は日本ジャンボリーと大きな大会はあったものの新型コロナウイルスの影響で、通常開催はできませんでした。
しかし!今年の九州キャンポリーは制限は一切なく九州・沖縄全県からスカウトが集合しキャンプ大会を行うことができました!
大分県からは派遣団として「地獄のマッシュルーム隊」と「天國宗麟隊」の2隊で参加。大分5団は全員「天國宗麟隊」に参加です。
プログラム内容などは10KC公式サイトから引用しています。
10KCのロゴ。カッコいい!
8/2初日の朝です。派遣団総勢40名は大分駅前に集合しました。これから5泊6日の長期キャンプです。健康状態のチェックなどもしっかり行い、経験豊富なベンチャースカウトやリーダー達に激励の言葉を頂いて、いざ出発です!
ここまで大きなキャンプ大会はボーイスカウト全員初めてです。昨日はちゃんと眠れたかな?
会場は「熊本野外劇場アスペクタ」
野外音楽フェスなども行われるとても広い会場で、美しい阿蘇の高原を見ながらキャンプができる最高のロケーション。
このなかで5泊6日の長期キャンプを行います。この大会の為に雨の中泥だらけになりながら訓練キャンプを行ってきました(泣)
この本番のキャンプくらいは晴れてほしい・・・
ただ、逆に心配なのは今年の猛暑。連日の猛暑日、標高が高いとは言え、遮るものがない高原では常に直射日光にさらされるので熱中症が心配です。
日も落ちかけた18時頃から、いよいよ開会式の始まりです!
本当の九州キャンポリー大会が今から始まります。今日から5泊6日の長いキャンプ大会。
どんなプログラム待っているんでしょうか?
8/3二日目です。
阿蘇の夜は、暑かった昼がウソのように寝袋に入ってちょうど良いくらい気温が下がりました。
朝夕の気温差が激しいので、毎日の体調管理が非常に大切。
毎日スカウト達の健康管理も班長・次長の仕事です。
そしてご飯ですが、朝食・昼食・夕食は全て決められています。
それぞれの班で決めた炊事係が班員の分の配給を受け取り、ご飯を作ります。
ここでも今までの訓練の成果が発揮されますね。
10KCの献立(引用:10KC公式サイト)
ご飯も食べたところでプログラム開始です!
10KCのテーマは 「地球の記憶を探る」~Explore the Earth~
九州の中央に位置する阿蘇。9万年前の大噴火により形成される地層や土壌、豊富な水源など、地球の記憶を探るのにこれだけピッタリの場所はありません。このテーマに沿って様々なプログラムが用意されています。
10KCのプログラムの目的は「パイオニア賞」を獲得すること。
パイオニア賞を獲得するには下記を全てクリアする必要があります。
ボーイスカウト
●基本
1.ちかいとおきての実践
2.日々の善行(奉仕)・貢献行動
3.キャンポリーの生活
4.宗教儀礼・スカウツオウンサービスに参加する。
●プログラム
1.大会プログラムを2つ以上参加
2.他の班や隊と交歓する
ベンチャースカウト
1.自己の課題を計画し、実行する。
2.宗教儀礼・スカウツオウンサービスに参加する。
3.他の隊のスカウトと交流する。
日々の行動がみられているので気が抜けません・・・!
内容はスカウト確認中~。
ビーバーさん達も暑かったのかお昼ご飯を食べたらすぐに帰ってしまいました。
でもこっちもゆっくりはしていられません!プログラムをこなさなければ!
今日は宗教儀礼・スカウツオウンサービスがあります。
大分5団は日吉神社が母体なので、神道の宗教儀礼に参加します。
午後は宗教儀礼を行います。
なぜボーイスカウトではこういった宗教儀礼をおこなうのか?色々と調べてみました。
日本に住んでいると宗教と聞くと、ちょっと眉をひそめてしまう印象がありますが、日本にも神社やお寺などに参拝するのはごく普通のことですよね?これも立派な宗教儀礼です。
元々ボーイスカウトはイギリスで始まったもの。ヨーロッパであればキリスト教が主流です。むしろ無宗教の人たちはいないので、礼拝などは日常生活の中にごく普通のこと。世界中のどこの国でも宗教は当たり前のもので、その国の文化の礎でもあります。
ボーイスカウトの誓いに「神と国とに誠を尽くしおきてを守ります」という言葉があります。
神道は万物に神が宿るという考え方です。
いまスカウト活動ができるのは、「神=あらゆるもの」と「国や国を守ってきた先人たち」のおかげであると感謝するのが宗教儀礼の時間であると考えています。
ここで他の派遣隊のサイトをご紹介!
4日目のプログラムは「360度の絶景(杵島岳)」朝から夕方までサイト場外プログラムです。
阿蘇火山博物館で阿蘇地域の自然や文化、阿蘇山上トレッキング、阿蘇に生息する動物や草花、火山・豪雨・地震・といった災害情報を見ることができます。
阿蘇の自然を勉強したあとは「杵島岳」登山です。歩いて1時間ほどで山頂!汗だくです。
にしても360度の絶景というだけあって、遮るものが何もない最高の景色!
一日阿蘇の自然を満喫しました。
↓その他のプログラムはこちら
5日目は閉会式。
楽しかった10KCもあっという間に過ぎてしまいました。
場内プログラムは「モルック」「防災ブレスレット」「スラックライン」「シェルター作り」などなど
必須参加の場内プログラムも「火起こし」「班旗立て」「手旗信号リレー」があり、最後閉会式に表彰があります。
表彰台に上がることはできるのか?
6日目は最終日
片付けをして5日振りの大分に帰宅します。
10KCで数々の思い出が詰まったサイトや班旗とも今日でお別れ。
そして、5泊6日の暑い日々を共に過ごした仲間とも今日でお別れです。
思い残すことが無いように皆と写真撮影です。
こんなに長期キャンプの体験はボーイスカウトできません。最高の夏の思い出になったと思います。
そして2年後の日本ジャンボリーに向けてさらに上級スカウト目指して頑張れ!!