2025/2/16 カブ隊・ビーバー隊は大分介護福祉研修センター見学&体験を行いました。
大分介護福祉研修センターはその名の通り、介護士の方などの研修を行う施設です。
こちらで車いす体験や介護用具の展示の見学をさせて頂きました。
まずは、車いす体験です。
今日の為に講師として来ていただいたお二人に、車いすのパーツの説明や乗り方の注意点などを色々と教えて頂きました。
車いすは見たことあるけど、こんなところにこんなパーツがあったんだ!という気づきも多く、リーダーや保護者も一緒に勉強しました。
では百聞は一見に如かずということで、実際に体験してみましょう!
事前に準備して頂いたコースを車いすを操作して進んでみます。
これがかなり難しかった・・・。慣れるまで回転のさせ方に迷ったり、狭いところでの回転などコースにぶつかったりしながら車いすを体験しました。
続いては二人一組になって、段差の上り下りをしてみます。
わずか数センチの段差でも車いすは全然動きません。
乗っているときに急に段差で止まると、乗っている人が落下したりと段差での操作は非常に大事です。
こちらは、操作する側と乗っている側を両方体験することで、自分が操作しないときにどういう感覚なのかが良くわかります。
自分の制御が利かない車いすに乗っていると、ただ進んでいるだけでも、とても早く感じたりもしました。
ご家族を介護したことのある保護者も「もしかして怖かったんじゃ?」ということをおっしゃっていました。
最後は坂道の上り下り。
これも体験して初めて、こんなに重いのか・・・と感じました。
また、どのタイミングで急に重くなるかなど、実際に体験して初めてわかることばかり。
これは大柄の男の人が乗っていたら介助者は相当な重労働です。
1時間半程度の講習でしたが、とても勉強になりました。
他にも声掛けの仕方、車いすのしまい方なども学び、自分達もおそらく関わるであろう介護について色々と考えさせられました。
スカウト達には車いすの人達が何に困って、どんなことをして欲しいかを考えるきっかけになったら良いなと思います。
車いすの講師のお二人にお礼を言ったら、続いては介護用品の展示室を見学です。
1階の展示室には2000を超える介護用品の展示が行われています。
中には色々なアイデア溢れる介護グッズがたくさん展示されています。
他には住宅のリフォーム展示(玄関・キッチン・トイレ・お風呂)も行われており、色々見せて頂きました。
なかでも一番びっくりしたのが、声で開く玄関扉。
「ひらけ~ドア~」というと自動的に扉が開きました!
これには一同驚き!
健康であるスカウト達は普段生活する上で、なかなか触れることがないけど、いつ当事者になるかわからない介護について色々勉強することができました。
実際に体験して初めて感じることが多く、たくさんの気づきが得られました。
保護者やリーダー達にとっても良い経験になったと思います。
今後もこのような人の役に立つための勉強をどんどんしていきたいと思います。