2022/11/19-20はカブ隊で防災キャンプを行いました。
新型コロナウイルスのためここ数年カブ隊ではキャンプができていません。
ということで、家族単位で車中泊をするという条件の下防災キャンプを行いました。
場所は大野川防災センター。大分市に申請すれば誰でも使用することができます。
大野川は過去に台風による豪雨で堤防が決壊するなど多くの災害に見舞われました。そのため洪水災害等の発生時に円滑に水防活動を行うための場所として建設されました。
一般市民の避難所の他、ヘリポート、水防資材備蓄基地、平常時には地域住民の憩いの場として使用されています。
防災センターの中には過去の災害の情報や、大野川の過去の情報などなど資料が多く、防災を勉強するにはぴったりの場所です。
防災センターに着いたらまずは、自分達で災害時に必要なものを持ってきたのでみんなで披露。
他のスカウト達の防災グッズを見て「確かにこれあると便利!」と気づかされる場面も。
続いて、大野川防災センターの資料や建屋を見学。
昭和44年の大分市の航空写真や、高田地区の変遷、大野川堤防決壊時の川の様子など様々なパネルの資料がありました。大分市は大きな川が多く、川を隔てて地区が並んでいます。
大分と牧・高城を隔てる大分川。鶴崎には乙津川、大在には大野川、坂ノ市には丹生川と、隣の地区に行くためには橋を渡らなければなりません。
川が多い地域だからこそ、こういった堤防決壊や川の氾濫に対してどういった備えが必要で、住んでいる地域に何があるのかを知っておくのはとても重要なことです。
建屋の中にはたくさんの一輪車や様々な水防資材が多くあり、町にはこんなものも備蓄してあるんだな~と改めて思いました。
一通り勉強したところで、今日の夕ご飯と明日の朝ごはんの買い出しに行きます。ご飯はあるのでどんなメニューにするかをスカウトに自分達で考えてもらいます。
今日の夕ご飯はカレーです!ご飯とルーと具さえあればできるのでとっても簡単。
そして災害時には水は大事なので、なるべく水を使わないような調理を行いました。
圧力鍋で水をなるべく使わないようにお米を炊いたり、お皿にラップを敷いて洗い物を無くしたり、普段はしない工夫を色々考えながら実践しました。
ただ水を少なくしすぎたのか、お米に芯が残って固いごはんに・・・まあこれも勉強です。
今日は防災センターの中には泊まらず、家族単位で車中泊です。
災害が発生した場合、避難所に入れないと車での寝泊りになる可能性もあります。車中泊がどれだけつらいか、どうやったら快適に眠れるかなど、一度経験しておくことが大事です。
これこそ「そなえよつねに」
翌朝。車中泊はやっぱり中々眠れず、寝返りが打ちづらいので、頻繁に目が覚めてしまい体中が痛いです。。。
朝ごはんは昨日考えたメニューホットドック。ソーセージをパンにはさんでケチャップをかけるだけ!簡単~!これだけでは足りないので、昨日の残りのご飯のをおにぎりにして食べました。
さあ二日目は「ハイク」です。カブブックには隊のハイクに参加するという項目があります。
今回はテーマが防災なので、災害が発生した後という設定です。目的地は坂ノ市公民館。
一部道路が土砂崩れで通れなくなっているという設定、簡単な道は通れないのでどうやって帰るかを地図を見ながら考えて目的地へ向かいます。
さあどうやって目的地へ向かうか?全部スカウトで考えて行動しますよ~。
途中道に迷いながらも、チェックポイントにたどり着きロープワークの課題をこなしました。
こんなところ通れるの?という道もありドキドキしながらも目的地「坂ノ市公民館」に辿りつくことができました。道のりは約10キロ。このくらいの長距離は普段歩かないのでスカウト達も疲れました。
防災キャンプやハイクで色々と勉強になりました。
これからも「そなえよつねに」をモットーに活動していきますよ~。
今日はお疲れさまでした!