ボーイスカウトは1907年、ベーデンパウエルが少年20人を集めイギリスのブラウンシー島で行った実験キャンプが始まりです。
ボーイスカウト活動はベーデンパウエルがインドや南アフリカで体験した野外活動での経験をから、少年たちに野外活動を通してリーダーシップやチームワーク、礼節、助け合いの心などを身に付けて欲しいとの願いが込められています。
ボーイ隊ではちかいとおきてが定められており、それらを基本とした行動を活動を通して学んでいきます。
このちかいとおきてはボーイ隊以上のスカウト達の共通のものとなっています。
ボーイスカウトでは班長を中心に班で行動します。活動は自分たちで内容を決めて行動していくので、年間計画内容も自分たちで決めます。
隊長はそれがボーイスカウトの活動方針に沿って考えられているかを確認し、活動をサポートする役割です。
ボーイスカウトでは、世界ジャンボリーや日本ジャンボリー、九州キャンポリー、神社スカウト全国大会など、大きなキャンプ大会があります。
キャンプ大会は4泊5日など長期キャンプを行うので、キャンプに必要な技能を養うために訓練キャンプを行うことが多いです。
また大きな大会に出るためには、進級章を獲得したスカウトしか出場できないので自ら積極的に活動に参加する必要があります。
カブスカウト隊では活動内容は、リーダー達が考えたものを実行していましたが、ボーイスカウトになるとほとんどのことを自分達で行う必要があるので自主性・積極性そしてチームワーク、リーダーシップが養われます。
また他団、県外のスカウトとの交流も増えるので世界が広がります。
ボーイスカウト経験者はボーイスカウト隊が一番楽しいと口を揃えて話します。
スカウトのちかい
私は、名誉にかけて、次の3条の実行をちかいます。
1.神(仏)と国とに誠を尽くしおきてを守ります。
1.いつも、他の人々をたすけます。
1.からだを強くし、心をすこやかに、徳を養います。
スカウトのおきて
1.スカウトは誠実である
スカウトは、信頼される人になります。
真心をこめて、自分のつとめを果たし、名誉を保つ努力をします。
2.スカウトは友情にあつい
スカウトは、きょうだいとして仲よく助け合います。
すべての人を友とし、相手の立場や考え方を尊重し、思いやりのある人になります。
3.スカウトは礼儀正しい
スカウトは、規律正して生活をし、目上の人を敬います。
言葉づかいや服装に気をつけ、行いを正しくします。
4.スカウトは親切である
スカウトは、全ての人の力になります。
幼いもの、年寄り、体の不自由な人をいたわり、動植物にもやさしくします。
5.スカウトは快活である
スカウトは、明るく、朗らかに、いつも笑顔でいます。
不平不満を言わず、元気よく、進んでものごとを行います。
6.スカウトは質素である
スカウトは、物や時間を大切にします。
むだをはぶき、ぜいたくをせず、役立つものは活用します。
7.スカウトは勇敢である
スカウトは、勇気をもって、正しく行動します。
どんな困難なことがあってもくじけずに、新しい路をきり開きます。
8.スカウトは感謝の心をもつ
スカウトは、信仰をあつくし、自然と社会の恵みに感謝します。
お礼の心で、自然をいつくしみ、社会に奉仕します。